ふと、冷蔵庫に並んでいた「不老泉」が目に入り、会計をしつつ話題に。個人的に好きなお酒だと伝えると、「それなら、すごいものがあります!」と、店の奥からBY21(平成21年酒造年度)の熟成酒を取り出してきてくれました。
「いまは亡き前杜氏の遺作。これはもう、蔵にも残っていないお酒です!」
もちろん、買いました。齋藤さんのお話を聞いていると、どのお酒も買いたくなってしまいます。
なぜ、ここではそれほど買いたくなるのだろうと考えると、やはり齋藤さんの「熱」
の為す業だと思います。そしてそれが、酒販店の正義なのではと、門外漢ながら感じるのです。
安い店もいいし、品数が豊富な店もいい、年中無休の店もいい。
でも、SAKEは「人」から買いたいと思うのです。
僕がこころより尊敬する酒屋さんの1つ、革命君。
もし初めて訪れるなら、下記にご注意を。
・事前にメールなどで営業状況を確認してください。
・基本的に日本語のみです。
齋藤さんから、世界のSAKE好きへの質問
記事の公開に快くご承諾いただいた齋藤さんより、世界のSAKEに精通する皆様へ質問を受け取りました。
「5大シャトーやロマネコンティなどは、世界ではどのように流通(取り扱い)されているのでしょうか?
日本では特別なお店、一見さん御断りのような方法で出されていることもありますが、世界ではどうなのかと気になっています。 今、これから進む道に迷う日本の酒蔵さんも多くいらっしゃいますので、みなさまのブランディングの役に立つのではとおもい質問させていただきました」
日本国内の蔵の多くは今、世界に向けていかに発信していくか、苦心をしています。
ぜひ、ご意見くださいませ。※また、ライターの大久保は「酒だけ」のブログも公開しています。日本語のみですが、ぜひお越しください。
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「革命君」店主・齋藤さんは2021年4月に永眠されました。
齋藤さんのご冥福を心よりお祈りします。