Written by Ryosuke
今日もくたびれたリビングに
ほこりが薄くつみかさなる
まばたきとため息のあとに
最後の今日をはじめよう
頻繁に空が落ちて海がはずむ
遠くの国では踊るように日常が悲劇
いけ好かないような奴らを
まとめておくって踊らせて妄想
見えていない幸福と
見えている不幸とでは
明日の天秤のうえで
どちらの声が大きいのだろ はて
細胞が応え始めている
まつげの先が震えている
近くの意識が遠くなる 更に
一切の余剰を扼殺する今と高揚 の先
洗濯物を干す窓際にグラス
服をかけ終わるまでに消える夢
脱力しきった覚めたあたたかさ
明日もここから今日に飛び立つのだろう